2015年5月20日 第24回 セージでした。 田村先生からのレポートです。

今回のハーブ&スパイス講座はセージでした。

「長生きしたければ5月にセージを食べなさい」と言われる薬効の高いハーブですが、お開きになっても皆様なぜかまったりとしてました。精神安定って確かにあったけど…ともう一度効能を見直しました。でももしかしたら、あの“つるっツルッぷル感が新しいと好評だったロゼティー寒天”のせい?沸騰させてアルコールは飛ばしたけど(確かにあのお方は全然平気ぽかった…)。


今回のセージは園芸種も多いので、JHSの『ハーブの教科書』コピーも添付して、様々な色の花を見るだけでも癒されました。でも、料理に使うのは主にコモンセージです。その防腐効果、臭み消し効果でお弁当、作りおき料理などでちょっと楽できる“使える普段使いのハーブ”を再認識しました。

特にティーは「ハーブティーを飲み尽くした人が好む」と言われるように意外と美味なのです。お茶といえば、今回、即興スープで玉葱の皮ティーをだしに使いました。色が黄金色できれいなのですが、ティーとして飲む場合は甘みをつけた方が飲みやすいかも。これから旬の玉葱は中庸野菜として積極的に取りたいですし、余すところなく使い倒せる…もとい、使い切ることが出来るとエコですよね。


さてさて、10数年ぶりに押入れから救済された新品ホットプレートが大活躍のハーブソーセージ作り。シンプルな材料で手を汚さずに作ってジュージュー焼いて…(いたら、気分はスーパーの試食販売員でしたが)、目の前の匂いだけでお預け状態のギャラリーは固唾を飲んで、“早く食べたーい”とツバメのヒナ状態でしたが、そんな空気も軽くスルー、こねつけや蒸しソーセージの温め直し、添えの玉葱ピクルス炒め、即興スープと、持ってきたからには使い倒すぞ、もとい、大活躍ホットプレート料理を作りました。

セージは豚肉との相性が◎ですが、魚介類のマリネでもいい仕事をしていたし、かぼちゃニョッキのシンプルソースかけでは名わき役でした。試食前に、生の葉をちょっとかじった時の「うわっ」体験があるからこそ、この“違いがわかる女”になれるのよん。

ソーセージ作りでは何点かポイントを押えましたが、あとは煮るだけ、混ぜるだけ、漬けるだけ、しかも中途半端に残った時の活用術的な日常料理。ちょっと手を加え品を変え、脱マンネリ。そして、合言葉は“使い倒す”じゃなかった“使い切る!”

セージを食べて、お達者な人生を!100歳万歳、共にめざしましょう~♪