第19回 カルダモン  2015.2.18

今日のハーブ&スパイス講座は、香りの王様カルダモンでした。

実習のカトル・エピスはフランスのミックススパイス作り。すり鉢でゴリゴリ。カルダモン以外の3つのスパイスはミニクイズ♪何度か繰り返すと香りの記憶が定着していくでしょうね。3週間前に作った熟成版と作りたてとで香り比べも面白かったですね。作りたてのカトル・エピスで早速、今夜はフレンチでしょうか?

カルダモンは中の種に風味があります。軽く潰して鞘ごとカレーに入れたり、その鞘を結構おいしいと食べる派と腸を傷つけるから食べない派があるようですが私は前者。煮込まれてちょっと柔らかくなった鞘をガシガシ噛みながら、これってなんかに似てる?とひっかかってたんですけど、今日アハッ体験。ショウガ!ショウガのガシガシ感と似てるんです(ショウガの辛みはないです)。カルダモンはショウガ科。最初頃は、〇〇科って情報は“ふーん”って感じだったんですが、知っていくとこういう情報は大切だと思います。英語も文法を知ってルールを把握すると呑み込みが早いように、〇〇科って情報も理解の助けになるんだなぁと腑に落ち、一人すっきりしてました。

今回の不安ドキドキは左党の方にこの甘さは受け入れられるのか?と雑穀のヒエフィッシュフライ。以前、知り合いが雑穀を料理に入れたら、ご主人から「この鳥の餌みたいなのやめて」って言われたと聞いたことがあって(笑)。しかも、ヒエフィッシュフライっても、ほんのり干しエビ味の形だけ“フィッシュ”、カルダモン版とカトル・エピス版にしても全然“おふらんす”じゃないんだもん?!。ですが、もっちり感を気にいって頂けてお家でも作ってみるって反応にホッと一安心♪ぜひ焼きたてのカリッとした食感も味わって下さい。

そして、今回やっと紅玉りんごが使えました。宝石のよう❤リンゴとゆずとカルダモンのさっぱり甘酸っぱい味に、あとはジャガイモ、サツマイモ、黒豆、ご飯ババロアとどーんと。結構お腹一杯。ババロアにお醤油のちょい足しでデザートをおかずにしちゃったりの遊びもありーの、でも、乳製品の癖を和らげてくれるカルダモンに納得したのは、このババロアに入っているカルダモンの粒を噛んだ瞬間でした。外国では口臭予防にカルダモンを噛むというので、実際に1粒だけ噛んだ時の強い風味とほろ苦さと違い、すっきりとした清涼感が口に広がり美味でした。ちなみに、口臭予防でカルダモンだけ噛むのは私的にはちょっと無理*×*。今回のチャイはスパイスたっぷり砂糖不使用版にしました。

ライブ?ならではの面白い反応もあって、カルダモンを味見後、ちょっとして咳き込まれた方がいらして早速の解毒作用?とびっくりしたり、朝からちょっと不定愁訴がでていたのに試食後なんだかすっきりしたとか。以前も試食後、ちょっと疲れていたのになんだか元気になったって感心された方も。“すごいぞ、スパイス❤”