第21回 シナモン“

H27年3月18日(水) 11時ー13時

 

田村先生からのご報告です!



こんばんは 今回のハーブ&スパイス講座は、体を温めてくれるシナモンでした。一雨ごとに暖かくなるそんな雨の中、お越し下さりありがとうございました。

 お菓子のイメージが強いシナモンをいつもの料理に使おうと冒険心がわき起こった割には“大丈夫か?私”と一抹の不安が…、でも、実習のガラムマサラのインド味に刺激され、温活というテーマも脳を活性化してくれて脱いつもの料理になったのではないかと…。

 ある程度の縛りは、閃きを生み出す活力になりますね! ガラムマサラは、インドの家庭ごとに伝わるミックススパイスなので、恒例のスパイスクイズも兼ね、自分の好きな香りを頼りに8種類ぐらいのスパイスで『〇〇家のガラムマサラ』を作ってもらいました。


 さて、試食メニュー。脱いつもの…といえば“きんぴら”なのですが、少なくとも過去2回登場。なので、今回は“重ね煮”という調理法でご紹介しました。 

 重ね煮は素材の陰陽のバランスを調和させる蒸し煮料理なので、素材の甘さが引き出され、なにより弱火料理なので楽です。長く火をいれることで素材を陽性化(体を温める)しますし、大目に作って展開料理にも重宝します。

 同じく弱火料理で楽ちんなのが、小豆のダール。ダールは豆の生産量世界一のインドで、豆を塩とスパイスで煮込んだ料理のこと(ベンガル地方では味噌汁的なお袋の味らしい)。小豆もゆずジャムもゆでこぼし不要の調理法なのも嬉しい点。煮込み時間はかかりますが、寒い日には暖房代わりに、“ことこと”と穏やかなひと時はなかなか心地よいですよ♪

 

 ゆずジャムは冷凍させるので苦味もでません。冷凍といえば、そば粉のカステラも冷凍させてハフハフとした食感を楽しみました。砂糖不使用なのでゆずジャムを添えても美味しかったです。砂糖と言えば、ゆずジャムも塩麹を使って砂糖は大幅減のレシピです。塩麹の白は、人参とはるみの春サラダの色味でもいい仕事してくれましたよ♪


 今回の試食タイムは、“これかけ”、“あれかけ”の指導はあまりありませんでしたが(笑)、素材や調理法が錯乱している分、解説が忙しかったです?! 温活というお題には、シナモン、小豆、そば、ゆず、人参、ごぼう、牛肉、赤ワイン(白より赤の方が体を温める)の素材使いでクリアー“頑張ったぞ、私!” で、メインのスパイシー土鍋ごはん、インドのおもてなし風にスパイスを“どやっ”とばかりに入れましたが、やっぱり土鍋で炊くご飯は上手かった。日本米&インドスパイスの旨味がしっかり味わえました。




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